好脚がそろって大激戦!!

小西晴己
地元エースの柳原真緒が登場するガールズ戦も見所だが、そろった121期勢を中心にした激しいⅤ争いとなるチャレンジ戦からは目が離せない。本命に推すのは小西晴己だ。ルーキーシリーズで優勝もあった機動力を重視したい。本格デビュー戦の7月四日市MNで完全優勝してから約40日の病欠があって、以後は優勝が獲れていないが、状態自体は決して悪くない。持ち前のダッシュを生かして好機にスパートなら勝てるだろう。
末廣快理、竜門孝宗、泉谷直哉の兵庫勢に、菱田浩二とそろった近畿勢から狙ってもいい。同じくダッシュ自慢の末廣も優勝が7月前橋MNのみなのは物足りないが、準Ⅴ3回などさすがに着はまとめている。援軍もそろったここは結果を出すチャンスだ。そして、見逃せないのが菱田。降格の今期は格上の機動型としての存在感を存分に発揮しており、9月四日市、静岡を連覇するなど今期Ⅴ3は立派というほかない。しかも静岡の優勝は出て流す小西を一気に叩いての先行勝負。立て直して詰め寄る小西を振り切ってのものだから評価は高い。ここもⅤ争いには必ず加わってこよう。
安倍大成、滝本幸正の関東の機動型2人もⅤ候補。滝本は9月川崎MN、松戸MNを連続優勝している。川崎は逃げ切り、松戸は添田龍を一蹴しているのだから本物だ。勢い重視なら本命視してもいいほど。安倍は内に詰まった菱田らを完封して逃げ切った9月和歌山のⅤが光る。着実に力を付けており、好ペースで駆けて後続をモツれさせれば一発ある。
ペナルティーの影響で未だチャレンジの栗本武典も全く見劣りしない。10月小田原では南関別線の添田、中川聖の121期勢を好位キープからまくりで下して完全優勝しており、須藤誠と意地を見せるシーンは十分だろう。
さらに比佐宝太もⅤ歴がある新鋭。まだまだ安定感に欠けて、このメンバーに入ると厳しいが、全くノーマークにはできないか。