出走なら後藤大で単不動
16日初日の小田原でS級特進を決めてしまう可能性があるが、出走なら後藤大輝が不動の本命となる。コンスタントに上がり11秒前半のタイムを叩き出すスピードは早期卒業生でナショナルチーム所属の中野慎や太田海にも匹敵するもの。出走ならレベルの違う仕掛けで他を突き放して圧勝しよう。
後藤が不在なら、各地区横一線の戦力で狙いは絞りにくい。一応期待するのは野口大誠だ。A級では格上の存在で今期も最初の3場所は確定板を外さない活躍ぶりだった。その後、大きくリズムを乱したが、10月小松島の動きを見る限りもう大丈夫だろう。後藤がいなくても、力を付けた中村翔平と同乗なら前を任せる手もあるし、まくり主体の自在戦でも力を示せる。続く井手健と決着なるか。
藤井準也、太田剛司の中部コンビも狙える。藤井は6月以降、Ⅴ2、準Ⅴ3回、決勝3着2回と充実一途。目標があるレースも増えてきたが、自分でやってもまくり基本にソツなく立ち回る。
先手を奪えばパワーは一級品の佐山寛明と差し脚切れる高間悠平の近畿勢も見逃せない。 九州勢に真っ向から立ち向かうのは城戸俊潔、立花成泰、増原正人の中国勢だろう。ケレン味なく逃げる城戸の仕掛けがハマれば、援軍はそろっているだけに波乱を呼べる。