機動力優る木村皆
来期には初のS級昇格を果たす木村皆斗の機動力が群を抜いている。今年は11回の優勝を含み52勝を挙げていて、勝率は74・2%のハイアベレージだ。119期のゴールデンキャッパーでダッシュ、持久力ともにバランス良く兼ね備えていて、先行でもまくりでも力を発揮できる。組み立てのポカがなければ主役の座を譲らない。
川口直人、内山貴裕、上田裕和らは好位置占めれば連対望める。中でも怖いのは川口。11月平塚での落車の影響は気になるものの、降級の今期は2Ⅴ、準Ⅴ3回、決勝3着も3回と文句のつけようのない戦績だ。目標にする本多哲也が11月福井の動きを見ても明らかに上り調子なのは好材料だろう。
上田は地元の竹澤浩司、内山は北川大五郎次第になるか。さらに小橋秀幸、丸山貴秀ら北勢も混戦では台頭十分。