特班を目指す富武
オールチャレンジ7レース制のモーニング開催。上位の脚力は拮抗しているが、このシリーズに特班を懸ける富武大が主役の座を譲らない。在所8位の実力者らしく、本格デビューしてからは3着が1回あった以外はオール連対と文句なし。10月防府の優勝は同期の番手を回って、富山の優勝はまくりだったが、もちろん、仕掛けるべきタイミングがあれば先行で勝負している。本人はまだ力不足を感じることもあるようだが、掛かってしまえば他を寄せ付けない。ここも同地区の同期で、より積極的なある矢部駿人に前に任せるケースも考えられるし、自分でやってもいい。対応能力の高さを発揮して、12月伊東でのレインボーカップを走らずして特班という結果を出す。
坂田康季、河崎正晴、そして甲斐俊祐、高橋優斗の大分コンビとそろいにそろった九州勢が打倒富に闘志を燃やす。坂田はここまでⅤ2、準Ⅴ3回、甲斐もⅤ1、準Ⅴ3回と先行主体のレースで着をまとめていて、スピードは富に見劣りしない。河崎は11月立川で高橋と組んで番手を回って初Ⅴを達成。九州勢の出方は流動的ながら、いずれの選手も組み立て次第で逆転は十分考えられる。