林昌にⅤ機が到来
やや混戦模様のシリーズで林昌幸に絶好のⅤチャンスが到来とみた。弱冠20歳のヤングレーサーは徹底先行を貫いて売り出し中。今年の優勝回数は3回だが、常にレースを作ってリードしており、来期には初のS級挑戦が待っている。上位に機動型のライバルが少ないので、ペースに持ち込んで押し切れるとみた。清水一幸、二條祐也の徳島勢が林を援護から逆転を狙う。
前田義和に優勝、準Ⅴが続いた6月、7月の勢いが戻れば流れは九州勢に向く。地元の名川豊、安東宏高も差し脚は切れているし、前田が経験値の高さを生かして好機に仕掛けられればラインで上位独占は十分だろう。
10月宇都宮MNで歓喜の地元Vを遂げた上川直紀の一発にも魅力を感じる。鋭いダッシュで繰り出すまくりには破壊力があり、ハマれば一挙に戦況を変えてしまう。
林との同期対決に燃えそうな邊見光輝が優参なら金澤竜二との福島コンビも侮れない勢力となる。邊見も林と同じく徹底先行で鳴らしているし、金澤もまくり主体のタテ攻撃の威力はまだまだ衰えていない。
鈴木良太、川崎健次の南関勢や桶谷明誉、棚橋勉の中国勢も最終的に好位を占めればⅤを争う差し脚があり、動向には注目したい。