地元の一丸尚で断然
地元の一丸尚伍がⅤを譲らない。中距離種目とはいえ、ナショナルチームの一員として世界の強豪と渡り合ってきた強豪。特別選抜試験で養成所に入所して7位で卒業し、ルーキーシリーズ初戦でⅤ。そして、本格デビュー戦となった7月当所で完全優勝したのを皮切りにチャレンジでも順調に実勢を重ねている。トップスピードの強化を課題に挙げているが、現時点でもチャレンジでは屈指の存在。ここも長い距離を踏み切って貫禄を示す。
同期では決まり手の9割超が先行という比佐宝太が手強い。まだまくられたり末の粘りを欠いたりという場面も少なくないが、優勝もあるし、11月西武園MNの準決では同期の長谷川飛を叩いて圧勝とハマった時の掛かりは強烈だ。仕掛け次第では一丸に一泡吹かせるかも。
四国ラインを率いる森本桂太郎も侮れない。スピードはかなりのレベルで、10月高松MNでは同期の坂田康、福田要を下して優勝もしている。先行覚悟で前々に攻め込んでいければ展開が向く可能性は十分にあるのでは。
10月武雄の準決で伊藤温にまくり圧勝した近藤雄太も着実に力を付けている。樋口絢土は点数上位の存在だが、新人相手に自力では厳しい。あくまでも目標があればだろう。