特進を目指す橋本壮
橋本壮史がS級特進を懸けて登場とあれば注目しない訳にはいかない。11月頭の武雄を走って以来、50日以上空いての実戦登場となるだけに一抹の不安はあるもの、逆に空いた期間にしっかり仕上げて臨めるようなら特進の期待は大きく膨らむ。別線の包囲網をやすやすと突破する次元の違う加速を誇る自力攻撃で結果を出す。降級の今期は抜群の差し脚を発揮した石川裕二なら橋本のスピードにも離れることはなさそう。茨城両者で決まる可能性は高い。戦法が固まって11月取手❷着など好走続きの今井聡も控える関東ラインの総合力はかなりのものだ。ただ、小玉勇一と同乗なら今井は茨城勢とは別競走になる可能性ある。
だが、矢口大樹、落合達彦、丸山啓一の南関勢なら逆転があってもおかしくないのでは。矢口は相変わらずド迫力の積極策で敵を圧倒している。体調が戻ればA級ではレべルが違う。後ろを固める落合、丸山も差し脚快調で、特に落合は今期V3、準V4回など驚きの安定感を誇った。橋本もこの強力南関勢が相手ではいつもと勝手が違うかも。
西の遠征勢も田村大、萱島大介の九州勢や清水一幸と好選手はいるが、関東、南関の2大勢力の前では分の悪さは否めない。