快速飛ばす松本秀
オールチャレンジのモーニング開催。121期からは5人があっせんされているが、松本秀之慎がVには最短か。本格デビュー戦の7月高松で完全優勝した後は落車があって苦しい戦いが続いたが、10月あたりから体も動くようになって勢いが戻った。11月向日町MNでは2度目の完全優勝を飾っており、ここも落ち着いて好機にスパートして力の違いを見せる。
直近の11月小田原を含め、ここまで完全V3回の安倍大成を上位とみる手も。ダッシュ力に秀で、相手やレースの流れに応じて柔軟に攻められる点は強み。勝つレースをしっかり組み立ててきそう。
10月武雄MNで完全優勝と福田要も着実に力を付けてきている。養成所時代はゼロ勝だった選手だが、地脚を生かした積極策を心掛け、レースに慣れるに従って結果もついてきた。迫力にはまだ欠ける面はあるものの、主導権を奪って掛かってしまえば面白い。
小坂丈はアイスホッケー出身のパワフルレーサー。9月京王閣で逃げ切り初優勝を果たした後は長欠もあって順調とは言い難いが、仕上がっていれば積極的に先手を奪っていって好勝負は必至。旋風を巻き起こすか。
先行勝負に徹する池田伍功羽も11月小倉で決勝に乗るなど健闘しているが、まだ成長途上。ここも前記の4人との力勝負では厳しい。ただ、松本と熊本同士で連係もありうるので、レースのカギを握る可能性はありそう。