東矢圭が率いる熊本ライン
東矢圭吾、緒方将樹、高木竜司とそろった熊本勢がV争いをリードする。9月に特班を果たした東矢は、1・2班戦でも6場所でV3、準V2回と121期のエリートらしい活躍を見せている。まくりの決まり手が多いが、同県でしっかりしたラインができれば先行も視野に入れた攻めで結果を出す。ここの前にレインボーカップで特進している可能性はあるものの、出走して同級生の東矢の番手なら緒方にも絶好のV機となろう。今期最終戦でもしっかり結果を出していい流れを作ってS級に向かいたい。九州勢では好永晃も格上の存在だが、谷元奎心や地元の中村翔平と組んで熊本勢とは別線で勝負か。
久樹克門、今野有樹、上田学の四国勢が打倒熊本勢の一番手となる。今野はシャープなまくりを主戦法に定め、10月防府、11月高松をV。11月松山MNで会心の中割りVを決めた上田との愛媛コンビは魅力的。久樹も11月玉野での落車の影響がなければ、愛媛勢との連係があってもなくても怖い存在だ。
福元啓太、北川大五郎の大阪コンビに、中野智公の近畿勢も差がなく続く。徹底先行で戦う北川だが、福元になら前を任せそう。福元が先手を奪う可能性はかなり高いので、あとは北川の腕の見せ所となりそう。
坂上樹大、大庭正紀の北陸コンビも下岡優季が優参してくればチャンスを見出せる。