格的には断然の小林令
断然格上の小林令が準地元戦で輝く。タテヨコ厳しい競走を売りにする小林だけに失格も多い。今期も22年前期の2回の失格が響いての降級で、22年後期の競走得点102点が示す通り脚的には問題ない。ヨコの動きを控えてタテだけで勝負しながら4連続V、レインボーカップで特進と圧倒的な強さを発揮した21年前期と同様、A級なら黙って信頼する一手だろう。11月奈良MNでV、12月久留米で準Vとようやく調子が上向いてきた樋口開土に前を任せても自分でやっても勝てるだろう。
とはいえ、飯田憲司、山田幸司の南関勢はやはり手強い。22年後期の飯田は怒涛の7V。仕掛けのタイミングがいいし、加速力が抜群。強敵が相手でも山田とのワンツーは十分だろう。01年前期以来のA級降級となった山田だが、51歳の大ベテランとなった今でも差し脚は堅実。S級でもまだ通用するレベルだ。
遠征の西勢は、12月久留米でVと結果を出した畝木努に期待が掛かる。那須久幸、名川豊かの福岡勢が追走ならライン的にもしっかりするので目が離せない。
タテ脚兼備の高谷雅彦も優勝争いには加わってきそう。