吉田有が率いる関東ライン
吉田有希が率いる関東勢がV争いをリードする。ヤンググランプリで菊池岳と連独占に導くまくりを決めて22年を締めた期待のレーサーは新年はさらに大暴れしよう。当所で行われた寬仁親王牌を着で準決まで勝ち上がっており、今回も木暮安由、恩田淳平の地元勢が付いてラインがしっかりすれば、持ち味の積極策で別線を完封。23年はさらに飛躍の一年とすべく勢いを加速させていく。1月立川記念ではS班の新山響を破っての1着があった木暮、落車があっての結果ながら1月豊橋でS級初優勝(ブロックセブンを除く)を達成した恩田も切れ味は競走得点以上の評価。吉田の仕掛けが早まれば差し切りも。
大石剣士、内藤秀久の南関コンビが関東勢を襲う。早仕掛けはほとんど見られなくなった大石だが、けん制を乗り越えて伸びてくるまくり脚は強烈。内藤はまだ復調途上の印象ながら戦える状態にはあり、大石が好機にスパートなら両者で決着も。
嵯峨昇喜郎、永澤剛の青森師弟コンビは吉田に真っ向勝負を挑んでいきそうだ。22年後半に落車が続いた嵯峨ながら、大きな影響はなさそう。過去に連係もある2人だが、嵯峨が復活を印象付ける走りを見せている今ならさらに楽しみだろう。また、北勢では根本哲吏も上り調子で目が離せない。
岡崎智哉、川口聖二もモツれれば一発が飛び出すかも。岡崎はここのところ本来の力強さを欠いており、流れを変える快走を見せられるか。