仕掛けが的確な小林則
小林則之、飯尾主税の静岡コンビに、海老根恵太の南関勢を狙いたい。先導役の小林は降級初戦の1月静岡を❼着と上々のスタート。A級なら的確な自力攻撃で相手を翻弄できる。援軍がしっかりしたここも好機に飛び出して結果を出そう。海老根は前期がおよそ20年ぶりのA級だったが、3Vをマークするなど苦労しながらも成績をまとめていた。南関結束で小林の番手ならもちろん、絶好のV機だし、3番手からも力強く差し脚を伸ばしてきそう。
中島詩音、高橋泰裕の関東勢が一番の強敵か。中島は22年ラストの12月松戸で1・2班戦初V。決勝は関東連係で年若い岡田亮を目標にした結果だったが、弾みにはなるだろう。ここは本来の自力勝負でVを目指す。ダッシュを生かして好機に飛び出せば鋭脚・高橋と決められる。
駒数そろった近畿勢も差はない。機動型が小松原正登、安藤直希、追い込み型に金子浩貴、肥後尚己。全員が勝ち上がればラインを2分する可能性もありそうだが、一発は十分に狙える。前期S級では落車もあって苦戦した小松原の巻き返しは特に見ものだろう。
11月富山でVなど9月に愛知へ移籍し、奮闘が続く犬塚貴之も見逃せない。独特のタイミングで繰り出す自力攻撃には破壊力がある。