点数上位の尾形鉄、清水剛
前期の競走得点は104点超と断然格上の尾形鉄馬の動向が注目されよう。戦法を追い込み一本に絞ったのがハマってS級で予選をほぼ外さないところまでランクアップ。失格点で再びA級に落ちたが、ここで立ち止まる気はないだろう。A級となるとスジの目標が不在でも競りにいったりするよりも好位を取り切ってのタテ脚勝負となるか。初戦から結果を出すか。
清水剛志も22年後期の競走得点が100点オーバーとS級で活躍した。自力自在な組み立てを身に付け、12月小松島の最終日には栗山俊を目標にして、皿屋豊らを破るヒット。ラインがしっかりすれば先行も視野に入れた自力戦で力を示す。中野智公やメンバー次第では中近で今藤康裕が援軍に回る。
ラインの総合力から、関根健太郎、川崎健次、鈴木良太の地元南関勢を中心視しても良さそう。先陣を受け持つ関根はA級ではやはり格上の存在で、22年後期は先行から追い込みまで幅広い戦法を駆使して好成績を残した。徹底先行で戦っていたころに比べれば航続距離は長くないが、勝負所は逃さず前々と攻めてくる。川崎、鈴木も非常に堅実で勝者を出せる陣容だ。
幸田望夢、戸邉捺希、長井優斗らの関東勢も負けていない。軸になるのは幸田。降級の22年後期は2Vだったが、的確な自力攻撃でラインの選手を勝利に導くレースが多く成績以上に存在感は光っていた。ここも埼京勢の前で前で勝負して敵を黙らせるか。