S級でブレークの鈴木玄
前期のS級では、9月向日町記念で3連対、11月広島、12月京王閣で連続優参を果たすなどS級1班に手が届く競走得点をゲットと大ブレークを果たした鈴木玄人。A級では断然点数上位の存在となることを自覚し、スキなく立ち回っての自力攻撃で新春から魅せる。目標をつかめばまだまだしぶとい小林潤二が続いて関東ワンツーが有力だ。
注目度では小嶋敬二、松崎貴久の北陸勢の方が上。デビュー直後の95年前期から守ってきたS級の座を遂に明け渡すこととなった小嶋だが、新たな挑戦にモチベーションは高い。通算800勝のレジェンドはタイミングを逃さないまくり、カマシで初戦から手応えをつかみたいところ。小嶋との連係は何度もある松崎は援護役にまずは徹する構え。
渡辺正光、明田春喜の北日本勢はスジの先行目標が手薄と楽な戦いにはなりそうにないが、間隙を突いて浮上を狙いたい。