タレントそろった近畿勢
23年の競輪が開幕。そろった近畿勢が優位にレースを進めるのは必至で、村上博幸を本命に推した。22年は怪我の影響で前期を棒に振ったが、復帰するや近畿の重鎮らしさを発揮。F1戦を2V、準Vは10月久留米記念をはじめ3回あった。新年を復権の年とするためにも正月開催から飛ばしていく。ここは野原雅也を目標に指名して差し脚を伸ばそう。野原は目立った活躍は見られらなかった22年だったが、G1戦でも勝ち星を挙げた機動力はまだまだ侮れない。好機にスパートして敵を一蹴するのでは。近畿では、石塚輪太郎、東口善朋の和歌山勢や中井太祐、山本伸一の奈良勢、さらに成長株の福永大智もVを争う。特に和歌山勢は次走に地元記念が控えるだけに、ここもしっかり結果を出して弾みにしたい。12月広島記念の二次予選で町田太をまくってしまうなど石塚が調子を上げているので両者で上位独占までありそう。
伊藤旭、中本匠栄の熊本コンビが、近畿勢優位の流れを阻む。11月富山記念で優参、続く久留米で完全優勝と伊藤は動きが冴えている。ここも好位を取ってのタテ脚勝負が決めて中本と上位独占は十分だろう。
志智俊夫も10月青森を制するなど堅調。谷口遼平の思い切った仕掛けでれば勝ち負けに持ち込める。