地元の古豪・吉村和で
ガールズコレクションがメインのシリーズ。1・2班戦の優勝争いは、長らくS級で活躍したビッグネームの名前が見られるものの、上位陣には肝心の機動型の層が薄くV争いの行方は混とんとしていると言わざるを得ない。単順に機動力だけを評価するなら寺沼伊織、高橋泰裕の埼京コンビだが、寺沼は11月から欠場が続いており、復帰してきても調子には不安が残る。
ならば吉村和之、藤原誠の地元コンビを中心視すべきだろう。吉村は98年後期以来のA級となるが、まくり兼備の差し脚を考えれば戦う舞台が変わっても結果は出せるだろう。牛田樹希斗や溝口葵、谷本奨輝と勝負になる機動型がそろっている好条件を生かして好スタートを切ろう。
自分のペースで駆けると驚くほどの粘りを発揮する伊藤歩登にも魅力を感じる。玉手翔との兵庫ワンツーに注意。
格なら山田敦也が断然だ。デビュー1年半となる05年前期にS級へ上がり、以後は長らく上位戦線で活躍してきた。失格2回で降級となったが、12月広島記念で決勝に乗るなどまだまだ貫禄十分。スジの先行目標は手薄だが、動向からは絶対に目が離せない。
太刀川一成も差し脚上位の存在で、S級でも随所で一発があった。