吉澤純が率いる関東勢
吉澤純平、神山拓弥、雨谷一樹とそろった茨栃勢がV争いをリードする。昨年のヒットに挙げられる6月取手記念の優勝も吉田拓にマークしてだったように番手のイメージも強くなってきた吉澤だが、まだまだタテ攻撃の破壊力も健在だ。特進してきた橋本壮史と同乗なら話は別だが、今シリーズは基本的に自力で勝負だろう。神山、雨谷としっかり仕事をしてくれる選手の援護が見込めるだけに、タイミングを逃さずスパートしてラインでの上位独占へと導く。もちろん、吉澤が早めに主導権を奪う展開だと、差し脚確かな神山に絶好の勝機となる。
純粋な機動力評価なら岩本俊介が最上位。サマーナイトの準V、12月松戸記念の優勝のみならず、思い切った仕掛けで別線勢を圧倒する場面は随所で見られただけに、ここも有力なV候補として目が離せない。南関の追い込み型はやや手薄なだけに、和田圭、大森慶一の北勢が岩本の後位を固めるケースも考えられそう。
地元の近畿勢は東口善朋が軸。相変わらず差し脚は切れているし、地元和歌山記念の直後のシリーズでデキもかなり良さそう。ダッシュ強烈な福永大智が目標なら言うことない。モチベーション高く勝ちにいく。