村田瑞が率いる近畿勢
勢い重視で村田瑞季、三谷政史、坂本匡洋の地元近畿勢を中心視。村田は気風のいい先行勝負に徹して12月向日町での完全優勝をはじめ好走続き。ここもA級トップクラスの機動力を発揮して別線を黙らせる可能性が高い。そうなれば10年前期以来のA級もマーク屋としての評価は揺るがない三谷、ホーム戦の坂本にもチャンスのシリーズで、ラインでの上位独占が有力とみた。
02年後期以来のA級となった矢口啓一郎は降級初戦の小田原を❷着とさすがの貫禄。自力を出す場面はなかったが、格上の存在だけに、目標があるレースは増えてくるだろう。ここも戸邉捺希、山崎充央、渡辺航平の埼京勢との関東連係か、割り切って自力勝負かは五分五分か。前期はコンスタントに確定板入りしていたようにタテ脚はS級でまだ通用していたので、その刀を抜いてみせるか。
吉村和之は98年後期以来のA級だ。まくり兼備の差し脚を考えれば戦う舞台が変わっても結果は出せるだろう。溝口葵あたりと同乗が叶えば怖い。