格を重視で小林令から
格上の小林令がV争いの中心だろう。失格2回に、落車の影響もあってまたしても降級となった小林だが、A級ならヨコの動きは極力封印し、タテ脚メインで戦ってもVを狙える。もちろん、徹底先行で奮戦する岡田亮太の番手ならガードしての抜け出しが見込まれるだけに本命視が相応しいだろう。
ラインの総合力なら、石口慶多、玉手翔、奥谷広巳の兵庫トリオに、野口正則の近畿勢だろう。石口は降級初戦の1月向日町MNでは優参に失敗も着と初日特選をまくり勝ちし、最終日には逃げ切っていてまずまずのスタートを切ったと評価して良い。ダッシュ鋭く先手を奪って別線を完封するケースは十分だろう。
中部勢も人材豊富。9月平でまくりV、その後も安定した戦績を残している吉川希望に、加藤寛治をはじめとした愛知勢がずらりと並べば強力そのもの。ここ2場所続けて準決敗退の加藤だが、まくり兼備のタテ脚は相変わらず力強く、吉川の仕掛けにすんなり続く展開なら突き抜けが怖い。
売り出し中の深瀬泰我の自力攻撃も侮れないレベルで、援軍がそろえば侮れないだろう。