S級で善戦した上野優
昨年は1年間S級で戦った上野優太。前期はS級を維持する競走得点を稼げなかったが、後期は100点に迫る成績を残した。10月京王閣記念、12月伊東記念では、いずれも準決にコマを進めている。S級では最終バック先制回数が少なかったが、A級なら自力基本の自在戦でVをものにしよう。他にも九州勢は地元の中園和剛をはじめとして佐々木翔一、萱島大介とそろっている。一枚岩になるか別線かはメンバー次第だろう。
機動力なら矢野昌彦に軍配が上がる。不惑を迎えたが、自力攻撃の破壊力に陰りは見られない。昨年の後期は3Vを達成、初日特選で7勝を挙げている。好機に仕掛けて先手を奪えば勝ち負けに持ち込める。関東の追い込み型が不在なら、飯田辰哉が矢野に続くか。降級した昨年の後期は1V、準V4回。12月久留米の初日特選では、先制した幸田望、伊藤亮の3番手から突き抜けている。勝機が巡ってくれば首位に躍り出ても不思議ではない。
小玉拓真、近藤誠二の岡山コンビも侮れない。小玉は落車負傷のため2カ月半のブランクがあり、まだ本調子ではないものの、復調成れば好勝負が期待できる。
S級でも敗者戦で連がらみがあった小酒大勇も軽視は禁物だ。