佐賀コンビが貫禄を示す
山田庸平、荒井崇博の佐賀コンビが威厳を示す。2人とも22年はグランプリ出場を懸けた賞金争いを最後まで演じる活躍ぶりでF1戦ではまさに格が違う。山田はダービーの準Vと7月佐世保記念のVが光ったが、F1戦も6Vと勝てるレースはきっちり勝ってきた。売りであるスキのない自力自在戦で敵を一蹴する。そうなれば荒井には絶好のVチャンス。荒井の22年は競輪祭を含めG1戦で3度の優参と古豪復活を印象付けた一年だった。新年も高いモチベーションで臨めれば自分の脚でやってもVが取れるだけに、山田に任せるここは一層Vへと近付く。吉本卓仁、田中誠の地元コンビも含めてまとまるようなら九州で上位を独占だ。
岩本俊介、福田知也の南関勢が怖い。人気に応えて12月松戸記念を制した岩本のカマシ、まくりの破壊力は強烈そのもの。21年に比べて22年は大幅に勝ち星を増やしていた。タイミングを逃がさず一気のスパートを決め、10月松山G3覇者の福田とワンツーといくか。
石原颯、香川雄介の香川コンビ、山岸佳太、磯田旭の茨栃勢、和田圭、柏野智典の動向も見逃せない。