渡邉一が地元Vに一直線
自力型がそろったが、スピードは渡邉一成が1枚上だ。昨年はビッグレースで優参こそなかったものの、競輪祭の一次予選2では、寺崎浩の逃げを上がりタイム11秒フラの超速まくりで仕留め、2着以下を4車身千切っている。自力勝負が基本だが、坂本貴史との連係が叶うようなら前を任せるか。その坂本もスピードには非凡なものがある。昨年は8月函館G3を含み3Vを達成した。今年初戦の1月立川記念は1着と3連対を果たすなど、最近の調子も良好だ。地元の渡邉に前を任されれば強気に攻める。北日本ワンツーは有力。
競走得点トップの香川雄介も有力な優勝候補。昨年は10月~12月に3回の落車に見舞われたものの、12月小倉の初日特選では、三谷竜のまくりに食い下がり2着。戦える状態にある。竹内翼が先陣を受け持ち、3番手を福島武士が固めればラインも強固。最近の竹内はまくりに頼る傾向が強く、直近4カ月の連がらみの決まり手は9割がまくり。仕掛けがツボはまると中四国勢で上位独占も。
柔軟性を兼ね備えた自力攻撃が冴えている山岸佳太にも食指が動く。11月大宮でVをゲット、その前の同月富山G3で1着、12月松戸記念は1着など、Gレースでも好走している。しっかりしたラインが形成されるようなら怖い。
上田尭弥、松岡貴久、松川高大とそろった熊本勢も好勝負が見込める。上田がタイミングよく仕掛けて主導権を握れば、熊本勢が優勝をさらっても不思議ではない。