地元の精鋭・桑名僚
勢いを重視なら文句なく関東勢からだ。軸になる桑名僚也は身上である自力自在な競走の精度を増して11月取手、1月松戸MN、2月高知MNと立て続けにV。高知の決勝は中団確保から判断良く内を掬って伸びて立部楓-東矢圭を破ったように器用さがあるので、水森湧太と同乗して番手戦なら一層有利に戦えることも考えられるし、ワンツーも決まっている坂本将太郎を援軍に得たのも心強い。地元でしっかり本命人気に応えてくれよう。
今野大輔、藤岡隆治の格上四国コンビに期待する手も。今野は2月松山で落車失格していて体調が気掛かりだが、直線強襲劇で立部らを下して優勝した1月別府の走りは見事だった。完調なら自分でやっても、橋本凌汰ら岡山勢との連係からでも抜け出してこれる。藤岡は1月の2走をともに準Vとさすがの貫禄。今野が前々に攻める気なら任せる手もあるし、しぶとくV争いに加わってきそう。
関根健太郎も虎視眈々とVを窺う。最近はまた積極的に主導権を奪うレースに徹していて、成績以上にデキは良さそう。ここでは実績上位の機動型だけに、仕掛けのタイミングが適切なら一発あっても不思議ない。
心機一転、福岡に移籍した角令央奈の動向にも注意。