松本貴、大川龍の中四国コンビ
26日まで開催されている全日本選抜の出場選手は当然のことながら不在で、乱戦ムードも漂うシリーズだ。メンバー的にもラインを組む可能性まである松本貴治、大川龍二の中四国勢がV争いの軸となる。ここのところ目立つヒットは見られない松本だが、1月立川記念で3度の確定板入り、2月松山を1❸着などF1戦なら主役を演じられるデキ。松山の準決は渡邉雄を突っ張って2周近く駆けて粘っており、今回も積極的に主導権を握って勝負してVを目指す。充実ぶりなら大川の方が上だろう。12月当所記念では1❷着と記念の決勝で初の確定板入り、今年に入っても坂井洋や成田和を下して1月西武園を優勝している。自分でやってもV有力なのだから、松本の番手となれば負けられない。本命視が順当だろう。
2月当所記念で決勝に乗った佐々木眞也も注目の存在だ。この時は連日、目標があるレースで勝ち上がって自力を出す場面はなかったが、自力自在な競走が身上だし、ここは白戸淳太郎や近藤俊明ら同県の先輩が付いてラインがしっかりしそう。強気な攻めが期待できるのでは。また、南関勢では11月富山G3で決勝に乗った近藤隆司も踏める状態にはなっている。混戦でまくり一発を決めてくるかも。
松川高大、塚本大樹の熊本勢や坂本亮馬らの九州勢も侮れない。松川は8月函館G3で決勝に乗っていた頃の勢いにはないものの、1着はコンスタントに取っており十分勝負になる。松川が前々でレースを組み立てていけば、差し脚確かな塚本や坂本も連を外せない。
小林泰正は点数よりは動けている印象だ。岡田泰地との関東ラインにも警戒。さらに庄子信弘のタテ攻撃も侮れない。