飯田憲のパワーを信頼
各地区に好脚がそろって大激戦。飯田憲司、小野裕次の南関勢にまずは期待したい。本命の飯田は降級の前期を7V、準V3回と破竹の快進撃。タイミングを逃さない自力攻撃の破壊力はA級ではモノが違った。年が明けてからはやや順調さに欠けるところがあるが、まともにパワーを発揮ならまず負けない。S級では苦戦した小野もA級では差し脚上位の存在。南関コンビのワンツー決着は有望だ。
梁島邦友と、山本修平、今井聡の東京コンビが関東連係で手を組むと強力ラインができ上がる。ラインがしっかりすれば梁島の先行力が生きる。その場合は番手有力な山本にとって絶好のVチャンスとなることも。山本は本来が自力選手で、上昇気配なだけに見逃せない。
谷和也、三谷政史の近畿コンビも黙っていない。谷も昨年10月には逃げ切りで2回優勝するなど積極先行タイプで、地元の三谷の援護を受けるここも先手は譲らない。三谷はやや勝ち味に遅くなっているが、地元で降級後初Vといきたいところ。さらに特班初戦の1月前橋をいきなりまくって優勝した末廣快理まで加わるようだと本線に推してもいいような勢力が完成する。
泉慶輔、笹倉慎也はどう出るか。泉は最終的に中団以内があれば突き抜けられる脚があるし、新鋭・五十嵐綾が勝ち上がってくれば勝機が膨らみそう。一方笹倉も自力兼備の差し脚は確か。ともに条件不利でも一発は十分で、連候補から外せない。