S級で大活躍だった鈴木玄
S級で好実績を残した鈴木玄人が本命に推すのに最もふさわしいだろう。失格点で降級となったとはいえ、向上心を持って取り組んだ結果、前期は9月向日町記念で3連対、11月広島、12月京王閣を連続優参などで大いに評価を高めた。降級初戦の1月松戸は❷着と連日、真鍋顕を捕まえられずという結果に終わったが、決勝は単騎戦であったし評価が下がるものではない。調子は引き続き良好とみてよく、ここは好機にスパートしてV奪取といこう。1月豊橋で優勝しているベテラン須藤直道が鈴木に食い下がるか。
中部勢は、林敬宏、犬塚貴之の愛知117期コンビと吉川希望、吉村和之とでラインを2分しての勝負か。最もVに近そうなのは格上の吉村で、1月伊東で準Vなど乗れている吉川を好リードから抜け出しは十分だろう。一方の愛知勢もともに好調でVを狙えそう。12月豊橋で大ガマシを決めてVの林に、タテヨコ器用な犬塚が続く形で連係なら侮れない勢力となる。
もちろん、地元の中野雄喜、小谷実も黙っていない。S級では苦戦した中野だが、降級初戦の1月松山を早速V。展開に恵まれた感はあったが、やはり機動力は非凡でV候補から外せない。