存在感際立つ村上博、南修
稲毛健太に、村上博幸、南修二で結束の近畿ラインが優勢。南の地元戦だし、村上との前後は流動的だが、一応、点数上位で今期のランクも上の村上の前回りを想定して村上を本命視。怪我の影響が長引いて昨年は前半戦を棒に振った村上だが、7月の復帰後はらしさを発揮している。数少ないグレード戦参戦でも10月久留米での熊本記念は郡司浩に鋭く迫る準Vだったし、F1では格の違いを存分に示して1月大垣、宇都宮と連続優勝中だ。相手はもちろん、南となる。落車、失格が多くて万全と言える状況ではないものの、番手を回った時の強烈ブロックを含むガード技術、いざとなれば自力も出せるほどのタテ脚とどれをとっても一級品。いずれにしても近畿の追い込み2人での決着が有望だろう。先導役の稲毛も最近の成績通りで動きは軽快。若手の後ろを回るレースが増えてきたので高久保雄介と一緒なら話は別だが、ここは本来の自力で勝負か。後ろが仕事確かな2人なのでより積極的な仕掛けを心掛けるだろう。
別線では、高橋築、長島大介、磯田旭の関東勢。10月京王閣記念の優参から好走続きで、脚が上がった印象の高橋の存在が大きい。栃木勢と組むなら前で自力勝負で強力近畿ラインに抵抗を試みる。
和田圭、竹内智彦の宮城コンビも連候補からは外せない。前々好位狙いの競走でも突っ込みは十分だし、予選や負け戦では連対ラッシュの木村弘は積極果敢な走りが売りなので同乗が叶えばチャンスが拡大する。
松坂洋平も1月宇都宮で落車した影響がなければ、脚を溜めての一発が怖い。