新鋭・真鍋智が別線完封
新鋭・真鍋智寛を本命に推す。競技で実績を残し、121期ではナンバースリーに輝いたエリートはデビューから順調そのもの。2場所連続完全優勝を達成し、早くもS級特進のチャンスをつかんだ2月平は同期の執拗なけん制に遭って1❷着に終わったが、すんなり先制の中村隆に、最後方から上がり11秒4のまくりで迫った決勝は改めてポテンシャルの違いを示すものだった。特進を逃したと言っても気落ちはないだろう。流れで先行でもまくりでも別線を完封して次走のルーキーチャンピオンに向かう。溪飛雄馬、野本翔太が真鍋に食い下がる。渓もまだまだA級では格が違うということを示す近況だ。真鍋の仕掛けが早まれば差し切りVがあるかも。
佐伯亮輔は失格点で降級となったものの、S級でも善戦が続いていた調子を保ったままの今期なので脚の違いを存分に示している。3場所走った時点で6勝、2着2回、直近の2月広島ではまくり3連発で谷口友や近藤翔を退けて完全優勝している。ラインの援護手薄も逃げて良し、まくって良しの豪脚で真鍋を脅かすか。
福元啓太、石塚慶一郎と119期の強力先行2人を擁する近畿勢が怖い。徹底先行で鳴らす福元、まくり基本に攻めが多彩な石塚とそれぞれタイプが違うが、ともにV実績があり中四国勢にとっては厄介な相手だ。もちろん、玉手翔や中近連係が考えられる吉村和之がチャンスをモノにするかも。
高比良豪、田中陽平、移籍してきた小酒大勇と九州勢もなかなかの陣容。一番元気なのは小酒で動向には注目したい。