九州連係で渡邉豪
渡邉豪大、鶴良生、松岡孝高とそろった九州勢が優位にレースを運ぼう。本命は渡邉だ。22年前期の失格3回で降級になった渡邉だが、タテヨコ厳しい攻めでS級でも存在感を発揮していた選手だ。降級初戦は組み立て失敗で準決敗退に終わったものの、2戦目の小松島は近藤翔を利した今野大らを直線一気の伸びで飲み込んで優勝して面目を施した。ここは立部楓との連係で1月小倉を制して気を良くしている鶴が先導役を買って出そう。信頼して前を任せて最後は鋭脚を発揮しよう。松岡も降級初戦の1月小倉MNは利根正の男気先行に乗ってV。福岡勢の後位を固めるレースでも流れ次第では抜け出しも十分。
小林令が九州勢の好きにさせない。タテヨコ自在なレースでは渡邉に何ら見劣りするところはなく、狙いを下げたのはラインの総合力の差。1月前橋では決勝3着に止まったものの、関東別線の樋口開を押さえ込んで、単騎ガマシの坂本拓の番手に飛び付くらしい競走。最後は伸び切れなかったが、上原龍のVに貢献した。ここも荒木貴大、伊藤亮と別線になりそうだが、片桐善也を目標か自分でやってもVは十分。
まくりが冴える今野有樹も見逃せない。前期は優勝が2回あったし、今期も2場所連続で決勝進出と上々のスタートを切っている。小林らの動きで前団がモツれるようなら、蓮井祐輝とともに浮上があっていい。
山崎将幸は目標手薄でやや厳しい。栗本尚宗あたりと即席ラインを組めれば面白いが…。