負けられない山口拳
全日本選抜と並行開催のためトップクラスは少ない。直近4カ月の競走得点は113点台の山口拳矢が断トツだ。昨年のヤンググランプリ3着、1月豊橋記念❼着など、G戦線で存在感を示しているだけに、山口には負けられないシリーズと言える。勝ちパターンである好位確保から自力を出して優勝をゲットしよう。
九州勢は地元の阿部将大が先陣を受け持つ。昨年の後期は欠場も多く、物足りない成績に終わったものの、今期のF1戦は3場所すべて決勝に乗っている。調子は上向いているし、仕掛けどころを心得ているホームバンクでもあり、同期の山口との力勝負は注目される。最近は成績がまとまっている松岡貴久が阿部を盛り立てる。
山本伸一、川村晃司の近畿勢は山本が前で戦うか。山本は機動力を活かした自在戦が持ち味で、昨年は8月岸和田G3で優勝している。うまくレースの流れに乗れれば一発も。