G戦線で存在感示す吉澤純
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吉澤純平
G戦線で存在感を示している吉澤純平が優勝候補の筆頭だ。昨年は6月取手記念で地元Vをゲット、オールスターでは決勝に乗っている。1月は取手❼着、向日町❸着、松戸➍着。決勝では連対がなかったものの、勝ち上がり戦は危なげなくクリアしていたし、全日本選抜では準決1着で優参を果たした。関東の上位陣には先行型が見当たらないので、前で戦う公算が大きい。破壊力抜群のまくり、差しで優勝を狙う。山下渡、岡田泰地らが吉澤を盛り立てる。
北日本勢も地元の佐藤一伸、須永優太に堅実な阿部力也と戦力は整っている。最近は決勝に乗れていない佐藤だが、昨年は2Vを飾っているし、当所は11月に走って1❸着と気を吐いた。好位置キープから自力を出せれば好勝負に持ち込める。差し脚はしっかりしている須永は、2場所続けて落車したが、2月四日市は2連対。あまり影響はなさそうだ。昨年の阿部はG1に5回参戦しており、G1の常連と化した。1月豊橋の初日特選は、根田空の逃げに食い下がり2着。好展開が巡ってくれば首位に躍り出る場面も考えられる。
積極的な自力型が少ないので、南潤の先行力がものをいう可能性は大いにありそう。最近の南は調子を上げていて、1月岸和田1❸着と今年は好スタートを決めると、同月和歌山記念は予選を1着で準決にコマを進めた。2月奈良記念も一次予選は逃げて2着に粘っている。南が先手を奪えば神田紘輔に絶好のVチャンスが巡ってくる。神田は目標をつかんだときの差し脚、捌きともにしっかりしており、単の魅力を秘めている。