6Rトーナメントに柳原真が登場
6レース制のガールズトーナメントとチャレンジ5個レースというナイター開催。メインのガールズは一概定のトーナメントなので勝ち上がりはかなりの狭き門。新女王となった柳原真緒や同じくグランプリレーサーの尾方真生を軸に連日熾烈な争いが繰り広げられる。本命はもちろん柳原だ。グランプリを制して年明けからは新たなプレッシャーとの戦いも始まったが、それを感じさせない見事な走りを披露している。ここまで負けたのはガルコレトライアルだった1月大垣決勝の2着のみ。石井寛に差されたものだが、尾方を出させず先行勝負に出ての結果だから言うことない。しっかりガルコレ出場権を手にし、以降は勝ちっ放しと付け入る隙を与えておらず、ここもナショナルメンバーなみの快速で繰り出す一撃で威厳を示す。
尾方も大垣以降は白星を並べていて、柳原への雪辱に準備は万端。力を出し切るレースに徹するか、冷静に勝つ競走でいくか。経験を積んでレースの引き出しは増えているので出方が注目される。いずれにせよ、自信を持ってここというタイミングで踏み出せばリベンジは可能だろう。
2強の争いに割って入るのは林真奈美や久米詩。ともに今年に入ってからは好走が目立っていて、久米は1月伊東のトライアル戦を制してガルコレ出場権をゲット。林も3連続Vがあった昨年後半からの勢いを維持している。柳原、尾方を相手に自力で真っ向勝負では厳しいが、ともに長所である組み当てのうまさを発揮なら波乱を呼べる。 体調を崩した吉川美穂もここまでには完璧に戻せるだろう。持ち味の強地脚を生かす粘り強い走りで強敵に対抗していきたい。玉野MNで完全優勝して新年をスタートさせた太田美穂も積極策で波乱を演出するかも。
荒牧聖未、藤田まりあ、山口真未に、充実の村田奈穂、佐伯智恵あたりも連食い込みはあっていい。