関東の連係で吉田勇
梁島邦友、吉田勇人らの関東勢がV争いの軸となりそう。本命に推す吉田はベテランとなった今も差し脚快調で、高級6場所でV1、準V2回、決勝3着2回とA級では格が違う。関東勢は勝ち上がりによって並びが変わってくる可能性もあるが、吉田は突き抜けてきそう。当所は1月にも走って準Vだったものの、目標不在の中で直線一気の伸び脚は強烈だった。位置があるここはVを逃すまい。ラインをけん引する梁島も近況良好。2月西武園の準Vは吉田のガードを受けての結果だっただけに、今回も後ろを信頼して積極的に駆けて勝負していくだろう。
小林則之に、奥原亨、川崎健次の神奈川コンビが続く南関勢も総合力は高い。機動力健在な小林が前S級の経験値を生かしてレースを組み立てていければ逆転があっておかしくない。
地元の長谷部龍一、藤原誠も黙っていない。ともに目立つヒットこそ見られない近況ながら安定感はまずまず。Vを手にするには、長谷部が流れに乗って仕掛けていけるかだろう。
そして、注目は新鋭・末廣快理だ。特班初戦となった1月前橋ではいきなりV。まだ粗削りな面はあるが、佐野梅一ら近畿の追い込み勢と勝ち上がれれば一発十分。破格のダッシュで敵を襲う。