近藤翔の機動力を重視
2月に広島、小松島と連続で決勝2着に入った近藤翔馬の機動力がやや抜けている。1・2班戦の優勝は昨年5月佐世保MNの1回だけな点に不安は残るものの、落ち着いて力を出し切る競走ができれば勝てる相手だ。四国から他に勝ち上がってくる選手がいなければ、畝木聖、國村洋、近藤修康の中国勢は近藤翔との連係も視野に入ってきそう。畝木は降級してVこそないが、1月別府❸着、2月高知MN❼着とS級でも勝ち星があった実力に陰りはない。近藤翔と別で自力勝負でも今回はV有力だが、番手ならさらにVへと近付く。
高田修汰、安藤直希の機動型に、坂本匡洋の近畿勢も侮れない。中でも高田は先行意欲が高く近況もまずまず。ここも積極的に主導権を奪って勝負し、近藤翔の好きにはさせない。また、目標に困らない坂本が有利に差し脚を伸ばす場面も。
地元の森川康輔が率いる中部勢も黙っていない。森川は3月高松1着の予選は逃げ切り勝ち、最終日はまくって圧勝と動きが明らかに上向いている。状態維持ならV争いに加わってくる可能性は十分で、続く松崎貴久や坂上樹大にもチャンスが巡るか。
まくり、カマシに威力がある利根正明も伏兵で警戒。