邊見光が率いる北ライン
邊見光輝、高木翔、高谷雅彦の北勢がV争いをリードする。先導役の邊見はS級で通用するだろう先行力の持ち主。12月平の逃げ切りVから勢いは加速するばかりで、今年に入ると1月小倉MN、京王閣を連覇している。3月小田原❷着など動きが軽快な高木や随所でまくりが出ていて元気いっぱいな高谷とのラインは文句なし。上位独占も有望で、番手回りなら高木にとっては12月松山MN以来のVチャンスだ。
関東勢は、寺沼伊織が負傷欠場中だが、水森湧太がいるし、8月にチャレンジを卒業して1・2班戦ですでにV実績がある安彦統賀の走りが楽しみ。まだレース運びに関しては覚えている最中の安彦だが、張野幸を力ずくでねじ伏せて優勝した1月静岡は脚的に文句なしと改めて思わされた。伊藤亮との埼玉ラインには注意。
西本直大も1月伊東❶着、2月名古屋MN3❷着と乗れている。伊東の決勝は後方に引いてのまくりで即席ラインを組んだ伊藤と後続をぶっ千切った。2月岸和田では連日先行で勝負するなど積極性が増しているのも好調の証だろう。一発が出るか。
中部勢はネーションズカップ帰りの地元・橋本英也のデキに掛かっている。エジプトから戻ってきて1週間ほどの期間しかないし、今年初のレースとなるが、そう言う状況はもう慣れたものか。タイミングを計って持ち前の豪脚を爆発させたい。地元同士の土岐幹多や吉田健市が橋本を盛り立てる。
荻野哲、伊豆田浩人の神奈川勢は目標手薄なハンデをどう切り抜けるか。