新鋭・纐纈洸が持ち味発揮
上位には追い込み型の実力者が目立つ開催。こうなると纐纈洸翔には負けられないシリーズとなるのでは。121期の卒記チャンピオンは11月当所で3連勝して1・2班戦初優勝を達成。その後は組み立ての甘さもあって優勝は取れていないが、成績自体はまとまっているし、先手を奪って力をフルに発揮できそうなここは絶好のV機だろう。中部勢は纐纈以外にも吉川希望、吉村和之がV候補に挙げられそう。吉川も自力選手なので割り切って別で勝負なら纐纈にとっては手強い相手となるが、まくりの決まり手が増えている吉川は折り合えるなら番手を回るケースもあるのでは。その場合は吉川にはチャンス到来となるがどうか。
伊藤成紀も得意のまくりで戦況を一変させる実力者だが、着で勝ち上がってようやくエンジンが掛かってきたと思われた2月豊橋の決勝で落車。ここは万全の状態で走れるか不安が残る。代わりに復調ムードの堀僚介が総力戦で中部勢に立ち向かう。
一方、東の遠征勢は、動ける本多哲也が負傷欠場中で厳しいメンバー構成だ。松永将、高塩讓次の茨栃コンビや重鎮・山田敦也の出方が注目されるが、西のラインへの切り込み策も含めて最終的に好位を奪えるかがV条件となりそう。