後藤大が特進を目指す
後藤大輝がS級特進を懸けてこのシリーズに臨む。早期卒業生の中野慎、太田海を追う121期のトップランナーはデビューするや頭角を現した。負けなしでチャレンジを卒業すると、1・2班戦でも執拗な包囲網を敷かれながら6回の完全Vと脚が違う。ここまでは内容重視で一刻も早く特進という意識はなかったようだが、2度目のチャンスはモノにしたい。先行でもまくりでもスピードの違いで敵をねじ伏せ、S級選手として次走のルーキーチャンピオン戦に臨みたい。良永浩一や坂本晃輝はどこまで後藤に食い下がれるか。
吉田智哉、村上竜馬の中四国勢や下井竜といったS級経験のある実力者が後藤の前に立ちはだかる。吉田は1月当所、名古屋を走った時が圧巻の強さで、当所戦は東矢圭を突っ張って逃げ切りV、名古屋は後藤と真鍋顕の先行争いをまくっての準Vだった。再び調子を上げてくれば後藤にとっては一番の強敵となりそうだ。下井も年末の落車の影響でまだ本調子ではない中で2月豊橋MNでは同県の小西晴を目標に得てV。底力があるし、S級で通用した先行パワーが戻り切れば主役の座を奪い取りそう。