和歌山勢に期待も混とん
上位の実力拮抗しており、狙いは絞りにくいが、強力な自力型の中西大、石塚輪太郎の和歌山コンビに期待した。この両者は1月和歌山記念の準決で連係していて、中西、石塚、稲毛健の並びで地元ラインを形成した。器用さはやや石塚が上なので、ここも中西が前回りとみたが、年齢が若い石塚が前で戦う可能性もありそうで、前後は流動的だ。近況はともに良好。中西は2月奈良記念2❽着、勝ち上がり戦はオール連対で決勝に乗っているし、続く同月岸和田❷着、久留米❷と連続準V。石塚は2月伊東G3を❺着と未勝利ながら決勝に乗った。好連係して和歌山ワンツーを決めよう。
戦力が整っている九州勢を重視する手もある。瓜生崇智、松本秀之介の熊本コンビに大塚健一郎が加勢ならラインは強固だ。先陣を受け持つ松本は、2月松山での動きが重かったのを除けばまずまずの戦績。当所はS級初Vを3連勝で飾ったゲンのいいバンク。昨年も9月に❶着と優勝しているし、今年も1❺着と2連対を果たしている。松本がレースを支配すれば、瓜生には絶好のVチャンスだ。昨年は5月函館記念を含め3Vを飾っている。好展開が巡ってくればきっちりものにしよう。
レース巧者の岩津裕介は相変わらず堅実。1月当所❷着、同月豊橋記念2❺着と成績をまとめている。ここは大川龍二を目標にVを狙う。その大川も動きはいい。今年は1月西武園3❶着とV発進を決めると、同月豊橋記念は一次予選敗退も2勝を挙げている。
一発があれば島川将貴か。仕掛けがツボにはまった時の自力攻撃は威力抜群。高原仁志が島川を盛り立てる。