後藤大が特進に挑む
1月久留米、2月当所を連続完全優勝した後藤大輝はその後の2場所を病欠。ルーキーチャンピオンレースを経て、再びの当所にS級への特進を懸けて出走することとなった。同期の真鍋顕に先行争いを挑まれたり、対戦相手がS級特進を懸けていた久田裕だったりで連続V逸で23年をスタートさせたが、やはり持っているスピードはA級なら次元が違うし、経験を積んでレース運びもしっかりしてきている。本人もそろそろS級で勝負したいという気持ちが強くなっているだろうし、得意走路できっちり3連勝を決める。九州連係で好永晃あたりが後藤の番手か。
中野雄喜がどこまで後藤を苦しめられるか。降級初戦の1月松山でいきなり優勝するなど中野も今期はまずまず。3月松戸MNの初日特選では鈴木涼や遠藤勝を相手に大ガマシを決めて圧勝しており、仕掛けのタイミングが適切なら。
田中勇二、櫻井太士の岡山コンビも見逃せない。田中はまくり兼備の差し脚が冴えており、今期はV1、準V2回、決勝3着が1回のハイアベレージ。自分でやってもいいが、多田晃紀が決勝に乗ってきて先導役を務めるようなら、さらに好勝負に持ち込める。
積極果敢な蒋野翔太の動向もレースの鍵を握りそう。小川圭二や藤原浩との四国ラインにも注意。太田剛司は混戦待ち。