主役は譲れぬ吉田拓
昨年はグランプリ出場を果たせず、SS班を明け渡した吉田拓矢だが、今年はF1戦ながら1月名古屋、同月小倉を連覇。全日本選抜の準決は、3着とはタイヤ差の4着。惜しくも決勝進出を果たせなかったものの、やはり底力はある。地元のF1戦で主役を譲る訳にはいかない。ベテラン諸橋愛が吉田とタッグを組む。昨年の7月弥彦記念の準決、10月松阪記念の二次予選でワンツーを決めている。いずれも諸橋は2着ながら、松阪の二次予選は逃げ切った吉田に微差まで詰め寄った。吉田の仕掛け次第では逆転望める。
百戦錬磨の小倉竜二も有力な優勝候補だ。1月奈良で準V、2月小倉の初日特選は犬伏湧の逃げに食い下がり2着など、随所で好走している。2月松山ではまくりを決めて優勝した同県の小川真太郎、1月豊橋記念3❻着、2月玉野は3連勝と自力攻撃冴える片岡迪之らとの連係から勝機を見い出す。
渡邉一成、佐々木雄一の福島コンビも軽視は禁物。渡邉のスピードを活かした自力攻撃の破壊力は相変わらずだ。3月松山記念で優参、ウィナーズカップは準決にコマを進めている。