泉慶が鋭脚を発揮
積極的な上遠野拓馬の仕掛けに乗って抜け出しを図る泉慶輔を本命に期待。11月富山G3で決勝に乗るなどS級でも健闘が目立った泉はA級では格上の存在。1月大垣MN、2月当所を連覇している。その後は落車もあったが、休まず3月伊東MNを走って❸着と連日後藤悠を差し切っていて体調に問題ない。ここも好目標を得てVへ一直線だろう。相手は先行有力な上遠野か宮城コンビの後位を固める小橋明紀か。上遠野は昨年6月に特班して1・2班戦のVはまだないが、出切ってしまえば末の粘りは強靭で、先行有利な当所ならそろそろの期待が持てそう。
長谷部龍一、森川康輔の岐阜コンビの動向も見逃せない。調子は3月大垣を完全優勝した長谷部が上で、年下の森川のダッシュある仕掛けに乗っていくようならチャンスが膨らみそうだが果たして。注目のオールドルーキー藤岡徹也はまだ1・2班戦では力を発揮できていなくて、ここも優参は厳しい。市村昌樹や堺文人は岐阜勢に乗っていく手か。
荒川仁も1・2班戦に上がってまだ苦戦しているが、競技で鳴らした素質の高さで将来が嘱望される選手。2月豊橋の準決では逃げて堀僚を完封し、山本健の追撃も振り切って1着を取っている。荒川が本領を発揮なら、太刀川一成、副島和人の南関コンビが恵まれそう。太刀川もA級では実力上位で、2月京王閣ではまくって優勝しているほど。荒川のデキ次第で本命にも推せそう。
小林潤二も3月佐世保で今期2V目をゲットと、50歳とは思えないほど差し脚が切れている。地元の小玉勇一や幸田望夢を好操縦して一発を目指す。