快速誇る真鍋顕で断然
121期の中でも屈指のスピードレーサーと前評判が高かった真鍋顕汰の勢いが止まらない。11月に特班するや争覇級に即定着し、今年は7場所を走った時点で5V、準V1回で、着外は僅かに1回と凄まじい。相手になりそうな同型は、格上ながら自在タイプの渡邉豪大とまくりに定評がある石口慶多とあっては比較的マイペースで駆けられそう。強烈な一撃を放って、そのまま押し切ってしまおう。中部同士で同じく自力型の吉川希望は、3月奈良MNで林敬に前を任せて優勝していて、ここもラインの結束を優先した走りになるだろう。真鍋の仕掛けにしっかり続いてどこまで差し迫れるか。3月高松で番手まくりの下井竜を差して優勝している小川将人も含めて中部で上位独占といきそうな一戦だ。ただ、内藤久文が優参してきて、内藤と小川の愛知コンビは真鍋らとは別線となる可能性も。
対する渡邉豪大はタテヨコ駆使してどこまで中部勢ペースのレースになるのを阻止できるか。ここにきてややリズムを乱しているが、脚自体が落ちている感じではないので、かみ合えば1月小松島❶着、松山❷着、2月小倉MN❶着のような凄みを発揮できるかも。
石口の追加参戦は近畿勢には朗報だ。1月岸和田MNで後続を千切るまくりVがあったようにタテ攻撃の破壊力は健在。展開的に緩む瞬間があれば飛んでくる。