出走なら後藤大で断然
後藤大輝は3月23日からの小倉MNでS級に特進している可能性が高いが、出走なら不動の本命となる。スピードはすでにA級離れしていて、よほど組み立てを失敗しない限り負ける要素はない。タイミングを見て一気にスパートし、良永浩一、西田将士と九州ラインでの決着を目指す。
一方、後藤が不在ならかなりの混戦ムードだ。中部、近畿、中四国とどこも優劣付け難いが、地の利も考慮して近畿勢を重視したい。降級の今期は乗り切れていない感が否めない中野雄喜だが、それでも1月松山でV、3月松戸MNの初日特選で鈴木涼や遠藤勝にまくり圧勝しているのは底力だろう。混戦メンバーなら自信を持って攻めていける。2月豊橋を❶着でV、3月奈良MNを❸着と古豪健在な地元の中澤央治と決める。
溝口葵、松岡晋乃介と機動型がそろう中部勢にも魅力を感じる。中でも溝口は徹底先行を貫いて2月四日市から3場所連続で準決を突破と本格化してきた。当所は元地元で踏み慣れているのも好材料。表大暁、鈴木伸之ら追い込み勢が恵まれそう。
大西祐や橋本凌汰、櫻井太士の岡山勢も見逃せない。降級してVはない大西ながら決勝は外していないようにさすがに安定している。目が覚めるようなまくりが飛び出すか。橋本の機動力もかなりのもので一発あっても不思議ない。