岡山コンビがきっちり
佐伯亮輔、田中勇二の岡山コンビがV争いをリードする。佐伯はS級でも通用していた機動型。今期の優勝がまだ2月広島の1回だけなのはむしろ物足りないくらいだが、12戦こなした時点で8勝し、初日特選は全て勝っているのだから順調な方だろう。好機にしっかり主導権を奪って出し切る競走を心掛ける。マークする田中の差し切りは互角以上だろう。6場所でV1、準V2回、決勝3着が1回で初日特選は佐伯と同じく4勝している。本命は田中の方か。
3月小倉を豪快なまくりで制した長屋秀明が率いる中部勢が侮れない。上り調子の勢いで宇岡山コンビを襲えば、同県の山田祥明や松崎貴久らラインで決着は十分。
前期に比べるとやや苦戦している印象もある渋谷海だが、久々の地元戦に奮起する。過去の成績はパッとしていなかっただけに、見違えるほどに成長した姿を披露したい。大ベテランの小川圭二が渋谷を好リードする。