勢い重視で後藤悠
3月伊東MN、4月立川を連続優勝している後藤悠の勢いを重視したい。前期にS級降級となった後藤は再度の脚力アップを目指して徹底先行で勝負。当初は末の粘りを欠くレースが続いたが、10月静岡での優勝から軌道に乗った感がある。短走路のここも迫力満点の走りで強敵撃破に期待したい。また、北勢では競輪に専念するようになって4月京王閣をV、続く高松MNも逃げて準Vの原大智も注目の存在。両者で連係して、後藤は番手を回るようだと展開の利も得られそうだが果たして。
片折亮太、城幸弘に、地元の小林潤二、鰐淵圭佑らの関東勢を狙ってもいい。軸になる片折は降級してV2とさすがの貫禄。当所でも3月開催で走って❷着と結果を出していて、菅原大を突っ張り切って逃げ切った初日特選は見事だった。走りから脚には余裕が感じられるので、先行を基本に、流れへ柔軟に対応してVを奪うか。小林も50歳を迎えた大ベテランなのを感じさせないくらいレースは若々しい。今期は2月当所、3月佐世保でV。持ち前の鋭脚を伸ばして地元戦連覇は十分だろう。
石塚慶一郎、清水剛志の近畿勢も侮れない。石塚は仕掛けが遅いし安定感にもまだ欠けるが、清水は今期V3。最近は自在に何でもできるようになった清水が石塚を好操縦なら一発あって不思議ない。