5連続優勝中の中島詩
中島詩音の勢いが止まらない。直前の4月玉野MNの決勝は後方で坂本修と併走になり、内に詰まる絶対絶命の態勢からコースをこじ開けてまくり一閃。後続を千切ってセーフティーリードを付けたかに見えた谷口力をあっさり捕らえ、最後は谷口以下に4車身差を付ける圧勝だった。これで5連続V。ダッシュもスピードも図抜けていて、長い距離を踏んでのレースが基本なだけに迫力が違う。差し脚健在な須藤直道、山崎悟に、勝ち上がり次第では自力選手の山本修平まで味方にして関東ラインで決めるか。
将来性豊かな121期ナンバースリーの真鍋智寛が中島の快進撃を止めるか。真鍋も1月には連続完全優勝してS級特進にリーチを懸けた実績がある。その後は落車もあったが、復帰戦の5月松山は1❷着と上々の再スタート。スピードの切れは中島にも見劣りせず、楽しみな対戦だ。増原正人、前反祐一郎、近藤修康の中国勢が真鍋に加勢して対抗しよう。
一方、西田大志、加倉正義の地元勢や、田中孝彦はスジの機動型不足をどう克服していくか。