大川剛がモノの違いみせる
4月名古屋、伊東と完全優勝を決めた大川剛。この前の場所で特別昇班している可能性もあるが、出場なら優勝候補の筆頭となる。先頭員早期追い抜きの失格があり、3月より復帰した大川はここまで4開催すべてで連対。1度準Vがあるものの3度の優勝を手にしており、チャレンジではダントツの機動力をもつ。養成所時代には在所2位でゴールデンキャップを獲得した逸材で、A級上位戦での活躍が期待される存在だけにここでは負けられない。常に優勝戦線に絡む照井力斗と連係でも別線でも、出走なら大川の首位は揺るぎないものになりそうだ。
その大川に一矢を報いたいのは松本秀之慎、甲斐俊祐の九州コンビ。松本は3月高知で特別昇班を逃して以降優勝を手に出来ていないが、いつ連勝街道に乗ってもおかしくない。甲斐俊祐もデビューからここまで優勝が1度きりというのが不思議なくらい決勝戦の確定板入りは多い。来期の昇班はもちろん決まっており、昇班前の地元戦で優勝を勝ち取って来期に弾みを付けたい。