機動力を買えば原田亮
優勝候補は5指に余る大混戦。狙いは絞りにくいが、機動力を重視して原田亮太を本命に推した。5月平では今期初Vを飾っていて、直近4カ月の競走得点は今シリーズ最上位。好機に仕掛けて主導権を握り別線を圧倒しよう。南関勢では出澤拓也が実力上位の追い込み型だ。一息不足の場所が続いていたが、5月小田原、6月静岡と続けて優参と調子は上向き。南関ワンツーは十分。
柿本大貴、伊藤亮の埼京勢を中心に取る手もある。柿本は1月松戸で3連勝すると、2月小田原では準V。その後は決勝で連がらみはないものの、4月松戸の初日特選では逃げ切って小沼良と埼京ワンツー。タイミングよく原田の出はなを叩いて先手を握れば勝ち負けに持ち込める。伊藤は差し脚がしっかりしていて、3月大垣MNの決勝では、同県の新鋭・安彦統のまくりを差して優勝をゲットした。柿本がレースを掌握なら首位に躍り出る場面もありそうだ。
地元の小笠原昭太は、ラインの自力型が手薄の不利を、どう克服するかが浮沈の鍵となりそう。