上野恭が力でねじ伏せる
前期は86点の競走得点を誇っていた上野恭哉だが、失格点によりギリギリA級の点数が取れずに今期はチャレンジ戦回りとなっている。しかし1・2班戦でも通用していた脚力で121期のルーキー相手でも今期3V、準V4回の好成績。今期優勝こそないものの近況決勝進出続けている米村光星、若手相手でも決め脚発揮し好勝負みせる下田和美の熊本コンビもV候補となる。別線勝負が有力だろうが、九州で一丸となるようならどうあれ上野のVは更に近づく。
5月小松島で初優勝を地元で決めた小川将二郎は今期準Vも5回。レースにも慣れてきた感があり、常に優勝争いに絡んでいる。先行すると末脚が甘くなる傾向があるだけにこの長走路の当地をどう攻略するかは見ものである。
ベテランの宇賀神浩幸は5月名古屋で完全Vを決めており、目標をしっかり捕らえる差し脚が冴えている。ここでは同地区のイキのいい若手不在で難しい立ち回りとなることが予想されるものの軽視はできない。