役者がそろった関東ライン
各地区に主力が分散し、どこからでも狙えそうなシリーズ。本命には、A級では格上の追い込み型である宿口潤平を推す。いざとなればまくりも出せるくらい脚には余裕があるので、今期はV、準Vともに3回とさすがに安定している。ここは、堀江省吾、秋本耀太郎と関東に頼れる機動型がそろうシリーズで、チャンスは逃さない。もちろん、機動型の2人もV十分。堀江は今期V3、秋本も決勝常連に定着して1・2班戦初Vは時間の問題といった近況だ。もちろん、ともに積極先行タイプの2人が勝ち上がった場合には別線もあるし、並ぶケースもありそう。レースの行方を大きく左右するので注目ポイントだ。
磯島康祐、小橋秀幸の青森コンビを重視する手も。S級でコンスタントに連対していた磯島の機動力の高さは言わずもがな。3月には2場所連続完全優勝した実績がある。加速力抜群の仕掛けで関東勢をも潰してみせるか。小橋も44歳のベテランながらコンスタントに優勝を獲っているだけに両者で上位独占も。
4月名古屋でまくりVの竹澤浩司が優参なら、笹倉慎也が台頭するケースも。売り出し中の末廣快理と好気合の菱田浩二で組みそうな近畿勢、前期のチャレンジ落ちが発奮材料になっている地元の栗本尚宗も一発を秘める。特に栗本はポテンシャル高い荒川仁との連係が叶えば有力なV候補とも化す。